インターネットを通じて、短い文章を投稿したり、友人同士がメッセージや写真などを共有してコミュニケーションを取ったりする、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が普及しています。掲示板やブログを使って自分が知らせたい情報を発信することが簡単にでき、情報の伝達が速く広範囲に及ぶことも大きな特徴です。

しかし、インターネットは利用の仕方を間違えると様々なトラブルに遭遇したり、他の人や社会に対して悪影響を及ぼすことがあります。ネットワークの世界も一つの社会であると認識し、情報セキュリティ事件・事故の被害者・加害者にならないよう、ルールやマナーをしっかり守り、有効に活用しましょう。

ウイルス対策

コンピュータウイルスには、端末に不要なメッセージや画像を表示させるものから、端末を使用できなくする、端末内の情報を盗んだり拡散させたりするような悪質なものまで様々です。まずは、1人ひとりが感染しないよう心がけましょう。
➤ パソコン、スマートフォン、タブレットにはウイルス対策ソフトをインストールし、常に最新の状態を保つ ※記憶媒体ではないUSB機器にもウイルスが仕込まれていることがあります。挿入するだけで感染・拡散するため、ウイルス対策ソフトなどの防御策が必要です
➤ OSやアプリ、ソフトウェアをアップデート(更新)し、常に最新の状態を保つ
➤ 配布者や作成者のわからないデータ、アプリなどをむやみにダウンロードしない

ユーザIDとパスワードの適正な管理

➤ たとえ家族や友人であってもユーザIDやパスワードを貸したり共有したりしない
➤ 複数のサービスでユーザID・パスワードを使いまわさない
➤ プロフィールなどの個人情報から推測されやすいパスワードを使用しない
➤ ネットカフェなど、不特定多数が利用するパソコンや、セキュリティの設定がしっかり行われているかどうかが不明なパソコンでは、極力パスワードを入力しない

便利なSNS(LINEやTwitter、Facebookなど)の落とし穴

インターネット上に公開した情報は、瞬く間に世界中へ拡散します。情報の公開範囲は慎重に選びましょう。
➤ 自分に繋がるような情報をむやみに公開しない
※匿名と思っていても、人間関係や過去の投稿、他サービスでの発言などを照合して本人を特定される場合があります
➤ 有名人、他人・友人の情報や写真を許可なく公開しない
➤ 投稿内容、” いいね!” やタグの公開範囲設定をあらかじめ確認する
➤ 情報を鵜呑みにして拡散せず、出所を確認する
➤ 公序良俗に反する発言や他者への誹謗中傷など投稿しない
➤ 不審なアプリを連携しない(連携する場合は承認画面の内容を確認する)

位置情報の公開に気をつけよう

GPS機能付きのデジカメやスマホで撮影した画像には、詳細な位置情報が記録されている場合があります。
写真に写りこんだ景色、プロフィールや発言内容、電車のダイヤなどの情報を集約することで、生活圏や自宅、個人をも特定される可能性があります。
➤ 位置情報を取得するアプリを使用する場合は、そのアプリを使う上で位置情報が本当に必要かを考え、むやみに取得や使用許可をしない

電子メールのマナー

➤ 間違った相手に送信しないよう確認する
➤ To.(宛先)とCc.に入れたメールアドレスは受信者全員に見えてしまうので、用途によってBcc.と使い分ける
➤ メールを送信する前に、内容が間違っていないか、その内容で相手が理解できるか確認する
➤ デマやチェーンメールを拡散しない
➤ 心当たりのないメールや添付ファイルを開かない
※関係者から送信されたメールであるかのように見せかけたり、短縮URLや偽装URLで危険なサイトに誘導されたりすることもあります。不審なメールだと感じたら内容を鵜呑みにせず、送信元を確認しましょう

情報を大切に扱おう

➤ 使用中のパソコンから離れるときは、ロックやログオフ、シャットダウンなどを使い分ける
➤ 資料、パソコンなどの端末、USBメモリやCD-Rなどの記憶メディアは責任をもって管理する
※置き忘れや放置をせず、盗難の危険に晒さないよう肌身離さず持ち歩きましょう
➤ 個人情報など重要なデータは、パスワードロックをかけられる保存メディアを利用する
➤ 資料や、CD-R、USBメモリなどの電子記憶媒体を廃棄する場合は、シュレッダーやデータ消去ソフトを使用する

著作物の侵害に注意

写真、イラスト、音楽などインターネット上に掲載されているほとんどのものは誰かが著作権を有しています。これらを権利者の許諾を得ないで複製することや、インターネット上に掲載して誰でもアクセスできる状態にすることなどは、著作権の侵害にあたります。新聞や雑誌などの記事にも著作権があります。
また、人物の写真などは撮った人などが著作権を有するだけでなく、写っている人に肖像権があるため、すべての権利者の許諾が必要です。
➤ 不正にコピーしたり、コピーしたものを配布・共有しない
➤ 不正にコピーされたものを入手しない
➤ 論文やレポート作成時は引用のルールを守り、盗用をしない

無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用

公衆無線LANの中には、通信内容の傍受や端末への攻撃を目的とした悪意あるアクセスポイントや、通信を盗聴されやすい(セキュリティの低い)アクセスポイントも存在します。
ユーザID/ パスワードが不要なものや無料を謳ったもの、提供元の不明なものにはアクセスしないようにしましょう。また、そのようなアクセスポイントに自動的に接続しないよう本体側の設定も見直しましょう。